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キチガイ病院なんて行かない!と言い出す母 [医療・生活管理]

6月25日(金)は、4週間に1回、母を病院に連れて行く日であった。


病院というのは、O病院で、県内で唯一コウノメソッド(療法)を行っている病院である。


4年程前、僕が認知症の本をいろいろ読んでコウノメソッド(療法)を知った。当時、忘れっぽくなっていた母を連れて行ったのだ。


当時、すごく抵抗した母だが、自分の実の姉にも相談して、最終的に行くことにした。


その時、処方されたのが「フェルガード」というサプリメント、
●そしてツムラ83番の薬であった。
フェルガードについたは、前記事に書いた。
母が問題にしたのは、ツムラ83番の薬の方であった。
>神経がたかぶる、怒りやすい、イライラする、眠れない、まぶたのケイレン、手足のふるえなどの症状を抑える作用があります。
この「神経がたかぶる、怒りやすい、イライラする」の記述に母は、大反発した!
おそらくは、私が「以前できることができなくなったり、忘れっぽくなったりしているので、何かとイライラします」というようなことを言ったからだと思う。
母は、この薬だけは、絶対に飲まなかった。
この一件で、母は未だにこの病院は、精神科だと思い込んでいる。
実際は、脳神経外科専門医で、それもあって救急車で運ばれて、脳梗塞の診断を受け1週間入院した後、このO病院であとを引き継いでいるのだが。
>脳神経外科 漢方内科 心療内科 老年内科 頭痛外来 めまい外来 禁煙外来 物忘れ外来
とあり、そもそもは物忘れ外来(認知症)のために訪れた病院なのである。
金曜日、行く直前になって、「この年になって、キチガイ病院になんて行きたくない!」と始まったのだ。
僕「あの病院は、精神科なんかじゃないよ!」
と言うのだが、激しい言い合いになって、結局行けなかった。
◆その夜
僕は「母は自分で自分を苦しめている!」と思って、可哀想だと思った。
なんとかしてあげたいと。妻とも相談した。
僕「あんなイライラの薬なんか、精神科でなくても、どこでも出すじゃないか。それも4年も前の話なのに未だに……。」
母を何とかしてあげたいし、僕の方も、イライラが伝播して、落ち着かなくなってしまった。
◆翌日
母を何とかしたいと思いつつ、ヒントをもらうべく、「日本の神様カード」を引いてみた。
>「…人生で何かあっても、起き上がってパッパと泥をはらい、さっと歩き出す〜大切な人との関係性を早めに修復するようにと伝えています〜」
こうしている場合じゃない、さっさと母ともう一度話し、あの「キチガイ病院に連れて行かれている」という誤解を解かないと、そのための知恵を出さないと思った。
かくて、用意したのはO病院のHP紹介で
>脳神経外科 漢方内科 心療内科 老年内科 頭痛外来 めまい外来 禁煙外来 物忘れ外来
と書かれているページである。
◆Tさんを仲立ちにして、なんとかマイナスイメージを払拭する
折しも、近所に住む本家のTさんから電話があり、母に遊びに来ないかという電話が入った。喜んで母は出ていった。
30分ほどしてから、僕も行き、Tさんのいるところで、
●O病院が脳神経外科の専門医で、物忘れ外来(認知症の治療)でそもそも行き始めたこと。(HPを示した)
ツムラ83番の薬のようなイライラを抑える薬はどこの病院でも出すことを話した。
Tさんは、自分も夜眠れないとS病院へ行ったら、睡眠薬じゃなくて、精神安定剤を出されたと言ってくれた。そんなの誰にもあることよ と。
合わせて、本当に大声でわめいたり、暴力をふるったりして手に負えない人は、
「J病院に連れて行かれるのよ」とも言った。
かくて、母は落ち着き、週明けの月曜日に、O医院に行くことを承諾した。
早めに関係が修復できてよかった!
母との関係が悪いと、こちらも精神的にまいってしまうから。

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