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85歳母の最高の癒やし手、親友Tさん [友だち関係]

◆仲のよい友だちの存在は認知力の維持に最適

2時間以上、しゃべりまくっても飽きない。

心を許せる親友の存在は、間違いなく高齢の認知力の維持に最適である。


生前、本家の伯母は、隣家の茶飲み友達が元気でいる内は元気でしっかりと(脳を含めて)していたが、その友達が亡くなってから急速に認知症の症状が出たという。


◆だんだん減ってきた親友・これなくなった親友

ところが、そんな仲のよい友達も、高齢になってくると次第に減ってくる。

80歳に近づくにつれて、少しずつ確実に減ってくる。

80歳辺りから、ばたばたと減っていく感じである。


母の場合も、近年、ばたばたと仲のよい友人が亡くなった。


そればかりではない。

自転車に乗れない。

免許返納で車に乗れない。

遠方の友人は体力的に来るのが難しくなる。

足が悪くなって、あるいは病気がち外へ一人で出られない。

入院した。

施設に入った……。


本当に会える親友がなくなってくるのだ。


母の場合も、同様で、近年ばたばたと友人が亡くなっていき、本当に限られた友人となってきた。

残っている友人も、自分で行き来は難しく、家族に送迎してもらう(片道だけでも)ケースがほとんどである。


母の場合も、81歳自損事故をきっかけに、自分も車を乗らなくなったので、自分一人の力では訪問しにくい。
相手も同様な状況で、それぞれの家族のサポート(車で送迎する)がないと、難しい。
近年、僕は、母の仲のよい友達を車で迎えに行ったり、逆に送ったりすることが多くなった。
◆一番大切な親友Tさんがいれば大丈夫
それでも、母の場合、一番大切な親友のTさんが近所(家から2kmほどの車で5分余り)に残っていた。
Tさんは、本当に85歳母の最高の癒やし手である。
(相手のTさんにとっても)
Tさんのお嫁さんが連れて来さえすれば(僕が連れてくる・あるいは連れて行くこともある)、二人とも5時間でも、6時間でも楽しくしゃべり続けている。
僕は
「お母さん、Tさんが来たよ。これで今日1日ハッピィだね。」
と言っている。僕は安心して、仕事に打ち込める。
僕:Tさんはいつでも大歓迎です!
本人のTさんを前に、いつもそう言っているので、Tさんも気兼ねなく来てくれる。
僕:Tさんの代わりは絶対にできない。
僕:Tさんがいる限りは大丈夫。

これは僕が心底思っていることだ。
僕:Tさんよりも先に逝ったらダメだよ。
最近(といってもここ1,2年)時折、母に話している言葉である。
◆一番大切な親友が残っていた母
Tさんと母は、幼なじみであり、その間、途切れることなくずっと親友であった。
かれこれ約80年の付き合いである。
お互いに結婚してからも、家が近いので付き合いが続いている。
母が結婚した頃、編み物教室を開いていて(夫よりも収入があった)、余りに忙しく、2,3年間ほど、家の手伝いや長男(当時就園前)の子守などもしてくれていたこともあった。(母よりも2歳年下)
ずっと母のそばにいて、お互いのに助け合ってきた間柄だ。
この友達が一番付き合いが長く、かつ深い。
お互いに大親友だと思っている。
◆先週の1週間

●5月31日月曜日は、お昼近くからずっといっしょ。

 母は昼食を作ってあげて歓待していた。

 夕方までいっしょにいて、その後は、駅辺りまでいっしょに歩いて、そこで別れた。


●6月1日火曜日は僕が母をカーブドッチに連れて行った。


●6月2日水曜日は、Tさんが来て、昼食をわが家でいっしょに食べる。その後、駅辺りまでいっしょに歩き、そのままいっしょにレストランで外食していた。


●6月3日木曜日は、どこにも行くこともなく、家で過ごしていた。

 午後はさすがに退屈していた母であった。


●6月4日金曜日は、母の同級生だったMさんを、僕が車で迎えに行った。

 その後、少ししてTさんが来た。

IMG_5602.jpeg


昼食を3人でいっしょに食べ、夕方4時過ぎにMさんが帰った後も、Tさんはいっしょにいた。その後、二人で駅の辺りまで歩き、別れた。


週1、2回の事が多いのだが、今週は3回と多かった。逆に1回も来ない週もある。


来れば4時間は平気で持つし、大体は6時間+散歩コースでお別れである。


昔話に花が咲き、笑いが絶えない。


お互いに本当にリラックスしている。


相手のTさんも「Yさん(母のこと)がいなくなったらどうしよう。」


母「私もそう。」


Tさん「同じ日に死のう。」


こんな会話を最近聞いた。


いつか必ず来る日であるが、できるだけ、いっしょに日が続くことを願っている。


Tさんがいるうちは、本当に大丈夫だと思っている。


僕にできることは、送迎することと、


「Tさんは、いつでも大歓迎!」


といって、快く迎えることだけだ。

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